この記事では、フォルダにあるエクセルファイルすべてを一括でPDFにする方法を紹介します。
この記事を読めば、いちいちファイルを開いて変換する手間がなくなります!
こんな方におすすめ
- Excelファイルのpdf化を複数行う必要が出た方
- ChatGPTを使ったけど、機能しなかった方
この記事ではPS1ファイルを使用しますが、コードを記載しますので、それをコピーして張り付けるだけで簡単に作業が出来ます。
機能紹介
例:フォルダ内のExcelファイルをすべてpdf化したい。
こんなとき、このファイルを使うと・・・
このようなフォルダが出てきて
中にはpdf化されたexcelファイルが入っています。
さっそく作り方を説明します!
ps1ファイルの作り方・使い方
ps1ファイルの作り方は、この記事を参照ください。
図解付きでps1ファイルの作り方と使い方を紹介しています!
コード紹介
今回使用したファイルの中身はこんな感じです!
# Excelアプリケーションを開始
$excel = New-Object -ComObject Excel.Application
# Excelウィンドウを表示しないようにする
$excel.Visible = $false
#警告・メッセージを表示しない
$excel.DisplayAlerts = $False
# 現在のフォルダを指定
$path = get-location
$ext = ".pdf"
# 出力先のフォルダを指定
$outputFolder = ".\pdf化"
# フォルダが存在しない場合は作成
if (-not (Test-Path $outputFolder)) {
New-Item -ItemType Directory -Force -Path $outputFolder
}
# フォルダ内のExcelファイルを取得
$Files = Get-ChildItem -Path $path -Filter *.xlsx
$excelFiles = $Files.FullName
foreach ($excelFile in $excelFiles){
# Excelファイルを開く
$book = $excel.Workbooks.Open($excelFile)
#変換対象ファイルをpdfとしてエクスポート
$book.ExportAsFixedFormat(0, $excelFile)
#ファイル名に".xlsx"が残ってしまうのでリネーム
$pdffile = $excelFile + $ext
Get-ChildItem $pdffile | Foreach-Object {$newname = $_.Name -Replace ".xlsx",""}
#Move-Itemで移動
Move-Item $pdffile -Destination "$path\pdf化\$($newname)" -Force
}
# Excelアプリケーションを終了
$excel.Quit()
[System.Runtime.Interopservices.Marshal]::ReleaseComObject($excel) | Out-Null
[GC]::Collect()
Write-Host "PDF変換が完了しました。"
この上のコードをコピーして、テキストに張り付けてps1ファイルにしてください。
それだけでファイルが完成します!
使い方
ファイルが完成したらこんな感じになります。
まず、先ほどのフォルダのパスを取得します。
フォルダの、上のバーをクリックすると
こんな画面になるので、「Ctrl」+「C」でパスをコピーします。
そうしたら、「Windows Power Shell」を起動します。
起動したら、 「CD」と打ち込んだ後にスペースキーを押し、「Ctrl」+「V」を打ち込みます。
すると下記のような状態になります。
エンターキーを押すと、このようになります。
この状態で、作成したps1ファイルを、このウインドウに重ねると
このようになりますので、あとはエンターキーを押すと
これで完成です!
このフォルダを開けば、中にpdf化されたファイルが入っています。
以上、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
メーカー勤務のサラリーマン。
生成AIを駆使してプログラムを作り、
日々の業務の効率化を図る。