簡単なバッチファイルを書く 新規ファイル作成

この記事では、バッチファイルを使用してファイル作成を行う方法を紹介します。

まず、結論を記載します。

バッチファイルでファイル移動変更

  • ファイルへの書き込みは「copy」「type」「echo」コマンドのいずれかを使用
  • 「copy」「type」はファイルのコピーが可能で、「nul」を使えば新規ファイルも作成できる
  • 「echo」はテキストファイルのみ作成可能

下記、詳細を説明します。

使用するコマンド

前述の通り、「copy」「type」「echo」コマンドを使用します。
これらコマンドはそれぞれ

・copy:ファイルのコピーを行う
・type:ファイルの情報を表示する
・echo:文字or変数を表示する

というコマンドですが、いずれもファイルの作成が出来ます。

文法機能
copy [コピー元] [コピー先][コピー元]のファイルのコピーを[コピー先]として作成する
copy nul [新規ファイル][新規ファイル]を作成する
type [テキストファイル][テキストファイル]の中身を表示する
type nul > [新規ファイル][新規ファイル]を作成する
echo [メッセージ] > [ファイル][ファイル]に[メッセージ]を書き込む
echo; > [新規ファイル][新規ファイル]を作成する

copyに関する詳細はこちらのページ、typeに関する詳細はこちらのページ、echoに関する詳細はこちらのページをご覧ください。

copyを使用したファイル作成

先述の通り、
copy nul [新規ファイル]
とすることで新規ファイル作成が出来ます。

テスト用のコードは下記の通りです。
このコードを記載したバッチファイルを作成し使用すると、
同じディレクトリに「test.txt」が生成されます。

copy nul test.txt

typeを使用したファイル作成

typeを使用して新規ファイル作成する場合は
type nul > [新規ファイル]
と記載します。

これは、typeを使ってファイルの書き込みを行う手順を応用したものです。

こちらのテスト用コードは下記です。

type nul > test2.txt

echoを使用したファイル作成

echoを使用して新規ファイル作成する場合は
echo; > [ファイル]
と記載します。

echo; > test3.txt

ちなみに、echoを使って制作したファイルは厳密には空ではないです。
copyやtypeを使用する場合は完全に空ファイルですが、
echoを使用するとファイルに改行が含まれます。

その他のバッチファイル

今回はファイルの作成に焦点を当てましたが、
バッチファイルを使用するとその他の処理も行うことができます。

バッチファイルに可能なことを大まかに知りたい方はこちらの記事を、
実際に使用できるコードを知りたい方はこちらの記事を参照ください。

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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