この記事では、Chat-GPTが生成したコードが動かない場合の対策方法を紹介します。
まず、結論を記載します。
コードが動かないときの対処
- 生成AIへの依頼文の、求める機能を詳細に記載
- Chat-GPTのコメントに修正が必要とあった場合、
どう修正するか聞いてその指示通りに作業
最近Chat-GPTのような生成AIが話題になっています。
Chat-GPTにはコードを作成してくれる機能もあり、活用したいと思っている方も多いかと思います。
しかし、実際に使ってみると、求めているものでなかったり、エラーが起きたりと機能しないことも多々あります。
例:フォルダ内のファイルから、特定の形式のファイルのリストを作成したい
このとき、コードが機能しなかった場合の理由は大まかに次の2つです。
①指示する要素が足りない/指示が誤解されてしまう
②使用者の小修整が必要だが、そのやり方がわからない
これらを踏まえて、生成AIに機能するコードを書いてもらう方法をお伝えします。
実際にこのブログで紹介するコードを作る際にも活用しておりますので、是非試してみてください。
それではどうぞ
問題点①:指示する要素が足りない/指示が誤解されてしまう
先ほどの例を使って説明します。
例:フォルダ内のファイルから、特定の形式のファイルのリストを作成したい
さて、先ほどの画像では「ファイルを整理するバッチファイルを作って」とお願いしていました。
私とChat-GPTがどう認識したかを表にまとめると、下記のようになります。
誰が | 機能 | 対象の指定 | どのフォルダで機能させるか |
すぎやま | 特定のファイルのリストを作る | 都度入力したい | コードのある場所を自動で認識 |
Chat-GPT | 特定のファイルを移動させる | コードに入力 | コードに入力 |
このとき、表の赤文字の要素はお願いには記載がありません。
思った通りのものを作ってもらうためには、
Chat-GPTへの指示にできるだけ機能を詳細に記載する必要があります。
これらを踏まえて再度お願いをしてみます。
長くなりましたが、返答は下記でした。
これは、実際に思った通りの機能をしてくれます。
それでも解決しないときは、「機能しない、作り直して」といった指示を出すと解決することもあります。
どうしてもうまくいかないときは試してみてください。
問題点②:使用者の小修整が必要だが、そのやり方がわからない
先ほどの例で一番最初にChat-GPTの作ったコードは、実は機能しないコードではありません。
実は、作成されたコードには下記のように使い方が書いてあります。
そのため、上手く機能させるには、色々調べて、Chat-GPTの指示通りに作業する必要があります。
ただ、初めてコードに触れるとこの辺が理解不能なことがあります。
そこで、ありがちなコメントとそれがどういう意味かのイメージ、対策を示します。
ChatGPTの指示 | どういう意味か | 対策 |
フォルダパスを変更 | どこで/どこに作業するか指定しろ | パスを指示 |
拡張子を変更 | 作業する対象を指定しろ | 対象にしたいファイルの末尾の文字を記載 |
ファイルの作成 | バッチファイル等を作成しろ | 言われたとおりに作成する |
パスは下記のものです。
つまり、どの「フォルダで作業すればいい」と指示する必要があるということです。
実際に使いたいフォルダで、上のバーを選択してコピペすればOKです。
また、ファイルの作成は、作り方を調べて作るしかありません。
このブログでは、バッチファイルの作り方とps1ファイルの作り方を紹介しています。
是非ご覧ください。
まとめ
コードが動かないときの対処
Chat-GPTが作ったファイルが機能しない場合、原因は大体どちらか
①指示する要素が足りない/指示が誤解されてしまう
→対策: Chat-GPTへの指示にできるだけ機能を詳細に記載
②使用者の小修整が必要だが、そのやり方がわからない
→対策: 色々調べて、Chat-GPTの指示通りに作業
それでも欲しいコードができない場合
この場合、もう他の人が完成させ機能したコードを使用するのが一番手っ取り早いです。
このブログでは、バッチファイルやps1ファイルを使用した様々なコードを紹介していますので、是非ご一読ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
メーカー勤務のサラリーマン。
生成AIを駆使してプログラムを作り、
日々の業務の効率化を図る。