この記事では、Chat-GPTでコードを改良する方法を紹介します。
まず、結論を記載します。
コードを作り変える方法とポイント
- コードを読み込ませる
→単純にコードを張り付けるだけでOK、抜けがないように - どう改良してほしいか記載する
→どのような機能を持たせたいか、どれを対象にするかを明確にする - 動作チェックを行う
→エラーが起きたり意図せぬ結果になる場合には、その旨コメント入力し再修正
Chat-GPTを使用すれば、プログラミングの知識があまりなくともコードが作成できます。
このとき、上手く機能するコードを生成してもらうために、既存のコードを提示して作り変えてもらうやり方が有効です。
そこで、この記事ではChat-GPTを活用し、既存のコードを作り変える手順を紹介します。
実際にこのブログで紹介するコードを作る際にも活用しておりますので、是非試してみてください。
コード改良の手順
コードを改良させる手順は下記の3ステップです。
step1: コードを読み込ませる
step2: どう改良してほしいか記載する
step3: 動作チェックを行う
次の例で改良を行ってみます。
元となるコードはこの記事のコードを使っています。
例:ファイル名に数字を追加するコードを変更し、指定した文字を追加するコードを作りたい
step1: コードを読み込ませる
このステップは単純で、ただコードを張り付けるだけです。
今回の例では、先述の記事のコードを張り付けてみます。
(本当はこの後もコードが続きます)
さて、コードそのものだけでなくファイルで持っていた場合、
メッセージ入力の横のクリップを押すことでファイルをアップロードすることが出来ます。
しかし、特にバッチファイルやps1ファイルを使用している場合、
文字コード等の関係でうまく読み込んでくれません。(2024年8月時点)
コードを直接貼り付けることをお勧めします。
step2: どう改良してほしいか記載する
次に、どのように改良してほしいかを記載します。
今回の例では
数字を追加 ではなく 指定した文字を追加
としたいので、
このようにコメントを打ち込みます。
ここで適切な指示が出来ていない場合、思っていたコードと違うものが出来てしまいます。
効果的な指示の方法はこちらの記事で紹介しています。是非ご覧ください。
step3: 動作チェックを行う
step2のコメントを打ち込むと、Chat-GPTは指示通りにコードを作成してくれました。
大体の場合はそのまま使用できるものですが、場合によってはうまく機能しない可能性があるので、
一度動作チェックを行いましょう。
ちなみに今回の例で作成してくれたコードは下記です。
@echo off
setlocal enabledelayedexpansion
REM フォルダパスを設定(カレントディレクトリ)
set "folder=%cd%"
REM 形式を入力
set /p "fileFormat=ファイルの形式を入力後、エンターキーを入力してください(例: xlsx,docx,txt,csv ...): "
REM 追加する文字を入力
set /p "addString=追加したい文字を入力後、エンターキーを入力してください: "
REM フォルダ内の指定形式のファイルを時間順にループ
for /f "delims=" %%f in ('dir /b /o:d *.%fileFormat%') do (
REM 新しいファイル名を作成
set "newName=%%~nf%addString%%%~xf"
REM ファイル名変更
ren "%%f" "!newName!"
)
echo ファイルのリネームが完了しました。
pause
実際に使ってみるときちんと機能しました。(動作チェックと入力しました)
頻出するエラーの対策
今回は上手く機能するコードが生成されましたが、時折エラーを吐いてしまうコードが生成されます。
その際は、下記のポイントに着目して見てください。
・パスの指示が適切でなく、ユーザーが変更する前提になっている。
「C:\Path\To\Your\CSVFiles」みたいな文字があった場合、ここを適切に変更する必要がある。
・データ型が適切でない
対象とするデータ・ファイルを変えると、前のコードでのデータ型ではエラーが出る場合がある。
このとき、エラーが起きる旨記載してコメントを投げると修正してくれる。
・コードは正しいが、バッチファイルやps1ファイル等の作成に問題がある。
バッチファイル作成についてはこちらの記事、ps1ファイル作成についてはこちらをご覧ください。
まとめ
最後にまとめを記載します。
コードを作り変える方法とポイント
- コードを読み込ませる
→単純にコードを張り付けるだけでOK、抜けがないように - どう改良してほしいか記載する
→どのような機能を持たせたいか、どれを対象にするかを明確にする - 動作チェックを行う
→エラーが起きたり意図せぬ結果になる場合には、その旨コメント入力し再修正
コードの改良にお困りの方は是非参考にしていただければ幸いです。
それでも上手くいかない場合は
この場合、もう他の人が完成させ機能したコードを使用するのが一番手っ取り早いです。
このブログでは、バッチファイルやps1ファイルを使用した様々なコードを紹介していますので、是非ご一読ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
メーカー勤務のサラリーマン。
生成AIを駆使してプログラムを作り、
日々の業務の効率化を図る。